神戸湊川隧道を視察

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2月1日、
神戸市兵庫区を流れていた旧湊川は、
山手からの流出土砂で神戸港が埋没することや、
度重なる氾濫水害や東西交通の障害等により、
明治34年に菊水橋辺りから苅藻川に合流する
新しいルート(現在の新湊川)に付け替えられた。
その新ルートで邪魔になっていた会下山の下を
くり抜いて建設されたのが、湊川隧道。
建設時の延長は600m、幅7.3m高さ7.7mで、
当時としては世界最大級の規模を有していた。
当時の施工は重機などは無く、全て手掘り作業。
隧道内壁は煉瓦積みで、側壁はイギリス積み、
アーチ部は長手積み、天井部の一部は堅積み、
底部は花崗岩の切石を敷き詰め摩耗を防止する。
工事には日本を代表する技術者が関わっており、
神戸の明治三大土木事業の一つと言われている。

建設常任委員会管内調査IN湊川隧道(神戸市)