自衛隊の任務
2012年2月18日
2月17日、昨年の今日、柏原八幡神社の厄除け大祭に併せて開催された、
丹波地区自衛隊父兄会と隊友会合同懇親会で大いに盛り上った約1ヶ月後、
まさかあのような大災害が発生しようとは、夢にも想像出来ませんでした。
しかし、皆さん方は、全力でその任を遂行していただき、
今回ほど、全国民が自衛隊を頼もしく、誇らしく感じたことは無かったと思います。
しかし、自衛隊とは、我が国の平和と独立を守り、
国の安全を保つため、直接侵略及び間接侵略に対し
我が国を防衛することを主たる任務とし、
必要に応じ、公共の秩序の維持に当たる(自衛隊法第3条第1項)ものとされ、
人命救助などの災害派遣や国連PKOへの派遣などの国際平和協力活動は
副次的な任務として位置づけられています。
今回のような災害派遣に出動する場合は、
災害派遣の3要件「公共性」「非代替性」「緊急性」を満たした時に限られるわけです。
すぐ身近に日本に対する危機が存在する中で、
自衛隊の皆さんには、本来業務に集中していただくためにも、
私たちが常日頃から、災害防止に心掛け、
万が一の事態には、警察、消防など行政や住民が一体となって、
災害対応に当たることが大切です。
当たり前に自衛隊が出動してくれるという安易な考えは厳に慎まなくてはなりません。
2月17日 丹波地区自衛隊父兄会・隊友会懇親会にて
右 青野ヶ原駐屯地 内田駐屯地司令
左 福知山駐屯地 篠原駐屯地司令