日本人の「運命」


4月14日、
久しぶりにマンドリンクラブ「クローバ」の練習に参加。
演奏前に雑談。
「何故、日本人の演奏は重たいのか?
日本人はどうしても1拍目と3拍目にアクセントが置かれ、
4拍なら【いっとう、にいとう】と手拍子の調子で演奏が進んで行く。
しかし、ヨーロッパの連中は、2拍目と4拍目にアクセントを付けている。
例えば、ベートーベンの交響曲第5番「運命」第1楽章。
あの有名な扉を叩くところだが、
日本人はそのまま【ダダダダーン、ダダダダーン】と口ずさむ。
しかし楽譜は、八分休符から始まり、八分音符3つ、全音符1つと続く。
従って【んダダダダーン、んダダダダーン】と口ずさむのが正解。
この【ん】が実は重たいアクセントを消して演奏をリズミカルにしているのだ。
日本民謡や歌謡曲を含め、全ての演奏には、
この【ん】を意識すると聞き手に心地よいインパクトを与えることができる。
意識して演奏してみよう。」
そんなに上手くはいかないが、挑戦することが大切。