都道府県議会議員研修会IN東京

91-1 91-2 91-3 91-4 91-5

4月20日、
これからの憲法改正の議論は、
本年3月に自民党がまとめた改憲案がベースになる。
その内容は4つの柱から成り立っている。

①自衛隊の明記
現在の9条を維持しつつ、9条の2を新設する。
9条の2
『前条の規定は、我が国の平和と独立を守り、

国及び国民の安全を保つために必要な自衛の措置をとることを妨げず、

そのための実力組織として、
法律の定めるところにより、

内閣の首長たる内閣総理大臣を最高の指揮監督者とする自衛隊を保持する。』
2項
『自衛隊の行動は、法律の定めるところにより、
国会の承認その他の統制に服する』

②緊急事態条項の明記
大規模災害や戦争など国家そのものの存在が脅かされる可能性がある場合に、

全体の利益のために個人の権利を抑制できるという考え方。
64条の2で国会議員の任期延長
73条の2で政府の緊急政令を規定している。

③合区の解消
一票の格差を是正するため、2016年の参議院議員選挙から『鳥取・島根』と『徳島・高知』で
定数1としたが、地元出身者を参議院に送り出せないとの批判の声が強まり、改憲による解消を目指す。

④教育の充実
各個人の経済的理由にかかわらず教育を受ける機会を確保することをふくめて、

国は教育環境の整備に努めなればならないとの文言を加える。

この4本柱を中心に衆参両院の憲法審査会で全政党が議論を深めていく事になる。

全国都道府県議会議員研修会2018IN東京都内ホテル