２月２５日。
本日は、県立氷上西高校の卒業式が
かくも厳粛に挙行されますことを
心からお祝い申し上げます。
本日この氷上西高校を巣立っていかれる
３年生の皆さん、卒業おめでとうございます。
今から振り返れば、皆さんにとっては、
あっと言う間の３年間だったと思います。
そして、楽しい事、嬉しかった事も
たくさんあったと思いますが、
苦しかった事、辛かった事、逃げ出したかった事のほうが、
もっと多かったと思います。
しかし、皆さんはその時、逃げ出さず、立ちはだかる壁を
自分の力で、一つ一つ乗り越えてこられました。
皆さんには３年間にその乗り越える力が確実に身についているのです。
これから、進学する人、社会に出る人、それぞれ進路は違いますが、
もっと大きな壁が立ちはだかった時、
その力を信じて、力強く乗り越えていって下さい。
しかし、どうしても乗り越えられない壁が立ちはだかった時、
皆さんの応援団を使って下さい。
皆さんの左側には、３年間お世話になった先生方がいらっしゃいます。
皆さんの後ろには、一緒に頑張ってきた後輩がいますし、
その後ろには、今まで支えてきて下さった家族の皆さんがいらっしゃいます。
そして、皆さんの右側には、丹波市長やPTA会長など、地域の皆さんが
おられます。そして、氷上西高校の同窓生３０００人も様々な社会で
頑張っておられます。その方々は、全て皆さんの応援団です。
その応援団の知識と経験をお借りして、
立ちはだかった大きな壁を扉に換えて、
自分の力で、押し開いて進んでいって下さい。
最後に、今日は生憎の雨模様ですが、
私の好きな言葉を皆さんに送って餞（はなむけ）の言葉にします。
「空から幸せは降ってこないけど、
温かい恵みは、いつも君に降り注ぐ」
チャンスはいつも皆さんに平等にやってきます。
そのチャンスを活かすも活かさないのも、皆さんの対応次第です。
「はいっ」と手を上げる勇気、
一歩前に進む決断、
その強い気持ちが、チャンスを掴む決め手となります。
失敗を恐れず、常に前に出る積極的な気持ちを
大切にして、チャンスを掴んで下さい。
皆さんのこれからの人生に、
幸多からん事を祈って、祝辞と致します。
氷上西高校卒業証書授与式にて