県立柏原高校創立120周年記念式典

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9月23日、
『兵庫県立柏原高等学校が、
創立120周年をお迎えになり、
思うところ3点について申し上げます。

先ず創立当時の先人の高い志しです。
鉄道どころか電灯もなかった明治18年、
地域の発展と優秀な人材育成を願い、
兵庫県下4番目にこの山間地柏原に
高等教育の中核施設を設置した
先輩諸兄のご苦労は
如何許りであったかと
我々はその志しに
敬意を表すべきと考えます。

2つ目は、
柏原高校に貫かれる松柏の精神です。
『歳寒くして然るのちに
松柏の凋むるに後くるを知るなり』
冬になって周りの樹々が枯れても、
松と柏はその青さをしっかり保って
その存在感を示している、
逆境の時にこそ、
その持てる能力を発揮し、壁を乗り越えよ。
伊藤博文から安倍晋三まで140年間で
62人の総理大臣が就任しているが、
兵庫県下214高等学校の中で、
総理大臣を輩出したのは、
我が柏原高校唯一校なのは、
この松柏の精神に基づいていると考えます。

3点目は柏原高校のこれからです。
『山高きをもって尊からず、
樹々あるをもって尊しとなす』の諺通り、
歴史と伝統があるから
その高校が素晴らしいのではない、
優秀な卒業生を多く輩出してこそ
高い評価が得られる、
その為にも我々同窓生や皆さん在校生が
これからも共に社会発展の為に
頑張っていこうではありませんか
県立柏原高校の益々の隆盛を願い、
一言の祝辞と致します。』

兵庫県立柏原高等学校
創立120周年記念式典IN丹波市柏原町