グラーツ市のブルック森林技術専門学校を視察

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3月28日、
グラーツ市のブルック森林技術専門学校を視察
オーストリアの一般義務教育は、
6歳から始まり、9年間で終了する。
最初の初等教育は4年間、
中等教育も4年間受けて、
最後の9年目は職業教育又は
一般教育のどちらかの進路を選ぶ。
オーストリアの職業教育制度は
学校教育と職業訓練が組み合わさった
デュアルシステムを採用しており、
産学連携の下、職業訓練を受け入れる企業と
学校が協力し、
社会ニーズにマッチした
教育システムを構築している。
またオーストリアの教育制度は
柔軟性が高いという特徴があり、
職業教育コースの変更や学部学科の変更、
他大学への転籍等も可能になっている。
その中でも森林林業に関する
技術専門学校の人気は高く、
常に2倍以上の受験者が集まっている。
本日午後に訪問した
ブルック森林技術専門学校では、
一般教育・生態学・森林技術・
経済法律・実習訓練の5教科で5年間学び、
卒業すると、総合大学や専門大学等
高等教育機関での受講資格、
並びに森林官補佐の職位が取得出来る。
森林官補佐は、2年間の職業実習を経て、
国家試験に合格すると
森林法により、晴れて誰もが憧れる
「森林官」の職位が与えられる。
また3年間の職業実習を終了すると、
『技師』の称号を付与され、森林林業界では
非常に高い地位を取得する事になる。
自民党議員団林業振興議員連盟
オーストリア調査その3