コースを充分に知る

第2弾

先ず、コースを十分知っておく事。

1、サービスホールと難しいホールを区別しておく。

先ず、コースを十分知っておく事。
1987年5月24日 初めての勝利
福知山カントリークラブ理事長杯優勝
決勝の対戦相手は角井忠昭氏(左から2人目)

 ゴルフコースは大体18ホールで作られていて、それぞれ特色を持たせてあります。
しかしそこには一定の決まりがあって、易しいホールと難しいホール、挑戦をかきたてるようなホールなど設計者の意図が隠されています。その意図するところを、事前にキャッチして攻めないと、地図なしで旅にでるようなものです。

でも、初めてのコースだったり、打つ場所がバックだったりフロントだったり、ピンの位置がいつもと違ってたり・・・。そう簡単にキャッチなんてできないよ、という声がありますね。
確かにその通り。そこで簡単な識別方法を 提案してみます。

その1、ロングホールとショートホールはサービスホール。

ロングホールで長いといっても500ヤード台、短ければ480~500ヤード、長くても600ヤードまで。3回でグリーンにのせようと思えば最初の1打をそんなにリキまなくてもいいでしょう。 なのに、ロングホールだからといって第1打に力が入ってO.B・・・なんてよくある事でしょう。ロングはサービスなのです。飛ばさなくても3オンは必ずできます。

 同じく、ショートホールも1打目でグリーンが狙える、ミドルホールの第1打が免除されている訳で、こんなに危険の少ないホールはありません。
ただ、谷越えや池越えなど目先を変えているホールが多いのですが、、これは設計者がショートはサービスだから少し難しくしなければ・・・という意図があることを感じることが大切です。谷越え、池越えの打ち方については、後のメンタルゲームのところで詳しくお伝えしましょう。

 重要なのは、ロング、ショートは簡単なホールだから、絶対にリキんだりしないで、気楽に第1打を打っていくこと、これがポイントです。

 さて、残った14ホールのミドルホールですが、400ヤード以上のホールは難ホールと決めましょう。多分多くても3~4ホールまでです。(バックからまわるともう少し多いかも)この難ホールはパーは取れないと思いましょう。
ボギーで上等、3打目がラッキーにもピンに寄ればナイスパー。これくらいの開き直りがあれば、無茶にクラブを振り回したりしなくてもいいのではないでしょうか。ついでに言えば、第2打が150ヤード以上残れば、絶対にピンを狙わずグリーンの真ん中か花道を狙う、これはアマチュアの常識であります。

 さて、300ヤード台の短いミドルも距離だけみればサービスなのですが、設計者は簡単なミドルは作りません。短い分だけグリーンの傾斜をきつくしたりフェアウエーの幅を狭くしたり、バンカーや池を落としどころに配置したり、何か危険箇所を作っています。アマチュアは結構こんな簡単と思われている短いミドルで大たたきするのはこのせいなのです。300ヤード台の短いミドルは特に用心して、第1打を得意のアイアンで打つとか、必ず手前から攻めるとか、細心の注意を払ってプレーされることをお勧めします。

~ 結論 短いミドルに気をつけろ! ~