ドライバーのコツ
第3弾では技術のレベルアップについて書いてきました。
メンタル編に進む前にもう少しレベルアップについてお伝えしましょう。
ドライバー、アイアン、パターのそれぞれについてポイント(こつ)を押さえていきたいと思います。
先ずドライバー。
14本のクラブの中で1番長いだけに1番よく飛びますが、1番よく曲がる。でもプロの試合に行かれたらわかるとおりプロでさえもほとんど真っ直ぐなんて打ってませんよね。約7割くらいはもち球と言われるフェードかドローを打っています。要はO.Bがでなければよしとすべきです。「フェードやドローのレベルやない。スライスかフックでこまってるんや」。なるほど、ごもっとも。それではできるだけストレートに打てる方法を探っていきましょう。
○ポイント1 フェイス面が飛ばしたい方向に真っ直ぐ向いているか?
○ポイント2 ヘッドが飛ばしたい方向に振れているか?
○ポイント3 ボールを飛ばしたい方向に真っ直ぐ押し出しているか?
○ポイント1
アイアンにも共通して言えることですが、フェイス面が目的の方向にむいていないと、当たった瞬間から右または左に飛んでいってしまいます。
私は左右の手の平をフェイス面にあわせ、グリップしアドレスするようにしています。よく左の手の平はフェイス面と合わしているのに右手の平がフック気味になっている人を見かけます。(右ききの人の場合ですが)スライスを防ぐためだと思いますが、長いスパンで考えると左右の手の平は平行にしてフェイス面にあ
わせて、左手の甲と右手の平でボールを叩く、こんな感じでスイングすれば、大きな狂いはでないでしょう。
○ポイント2
これまたアイアンと共通ですが、クラブを振る軌道が飛ばしたい
方向に動いていればいいのですが、大概の人は後ろに引く時(バックスイング時)体から離れて、ボールを打った後(フォロースルー時)体のほうに引っ張ってしまう、いわゆるアウトサイドインと言われる打ち方になっています。ボールは必ず目標より左に飛び出て、うまく(?)スライスがかかればフェアウエーか右の
ラフ、ボールをうまく(?)とらえれば左に真っ直ぐのO.B。少し腕が上がれば、その逆でインサイドアウトとなり、うまく(?)当たれば右へのプッシュアウトでO.B.。
先ず自分の構えている方向(アドレス)が飛ばしたい方向に平行になっているかをチェックすること。両足のかかとにクラブを置いて、後ろからその方向を自分で見てください。打ちたい方向を向いていますか。そのうえで、構えたあと(アドレス後)後ろにクラブを引く時(バックスイング時)約30センチ程飛ばしたい方向の真後ろに引くように意識してヘッドを動かしてください。これでかなり軌道が修正できます。
○ポイント3
卓球やテニスでカット打ちをされたことがあるでしょう。ラケッ
トを左から右へカット、これがゴルフでいうスライス、その逆がフック。初心者のほとんどがスライス、そしてある程度腕が上がってくるとフックで悩んでしまう。先ほど書いたように誰でも少しは曲がるんだけれど、O.Bを心配するほどの曲がりは直したほうがいいですよね。
先ず大きくゆっくり振る事。調子の良い日を思い出してください。そんな日は絶対心がゆったりしていて、大きくゆとりを持ってプレーしているはず。小さくせせこましいスイングの時は必ず曲がりもせせこましい。
大きくゆっくり振るためには、腕だけで振らず体全体で振ること、小さな筋肉を使わず大きな筋肉を使って振ることがこつです。
そしてできるだけ体の正面で打つように心がけること。体が先に回ってしまうとクラブが遅れてしまってカット打ち、すなわちスライス。腕が先に回るとクラブがボールを巻き込んでフック。体とクラブがほぼ同時に回転してちょうどへその前でボールをヒットする感じになればOK。そうすれば結果として飛ばしたい方向にクラブを押し出していることになっているはずなんですが・・・。
「そんなにうまくいくか。」そうおしゃらず、どうぞ一度お試しあれ。
そして大切なことは、ボールが曲がる原因を上記のように自分で理解して、修正できるようにしておくこと。スライスが直らない人は先ほど書いた要素が必ず当てはまります。フックもまたしかり。ポイント1,2,3を是非チェックしてみてください。
~ 結論その1 グリップとアドレスはどこを向いてる?~
~ 結論その2 大きい筋肉を使え ~