熊本県復興住宅(モデル住宅)を視察

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2月7日、
平成28年4月14日21時26分、
熊本地方の深さ11kmで
マグニチュード6.5の地震(前震)が発生。
益城町で最大震度7を観測した。
この地震の約28時間後の16日1時25分に、
同地方の深さ12kmで、
マグニチュード7.3の地震(本震)が発生し、
同益城町や阿蘇地方で震度7を観測した。
震度7の観測は九州では初めてとなる。
また震度7を2度観測、
更に2自治体同時に震度7を観測したことは、
観測史上初めての事となる。
死者193名、負傷者2646名、全壊住宅8405棟、
半壊住宅32836棟、一部損壊住宅140474棟、
公共建物被害429棟、未曾有の被害となった。

熊本県土木部建築住宅局建築課では、
一刻も早く仮設住宅から復興住宅へ移行するように、
また熊本県産木材の利用促進の観点も考慮して、
熊本県と住宅金融支援機構、
12の県内建築木材関係団体で
熊本県地域型復興住宅推進協議会を設立し、
くまもと型復興住宅の建設に取り掛かった。

その条件は、
・熊本県の気候風土等地域特性に配慮した住宅
・熊本県産木材を使用した木造住宅
・耐震等級3または3相当の地震に強い住宅
・熊本県内に本社を置く住宅事業者が建設する
・価格は1000万円以下と2000万円以下の2部門

このくまもと型復興住宅が、
既に2棟、仮設住宅敷地内に建設されており、
3棟目が、本年3月に完成予定となっている。
建設済みの住宅はどちらも66㎡2階建て、
かなりの高品質で、
既に20軒近い受注を確保している。

熊本県の林業関係部局と
住宅関係部局の連携が、
何より素晴らしい。

兵庫県議会自由民主党林業振興議員連盟
管外調査IN熊本県庁及び益城町仮設住宅内