ニューヨークハドソンヤード開発プロジェクトを視察
4月10日、
ニューヨークマンハッタン・
ハドソンヤード再開発プロジェクトを視察
場所はマンハッタンの西側中央部、
西側はハドソンリバーパーク及びハドソン川、
東は7番街から8番街、
南側は西28丁目から30丁目、
北側は西43丁目まで広がり、
その広さは約13、5ha、
総事業費は200億ドルで、
米国の歴史の中でも
最大の民間不動産開発事業と言われている。
当地区はメトロポリタン鉄道の
列車倉庫として利用されていたが、
他にこのような広大な土地が確保出来ないため、列車操車場の機能を残したまま、
2層構造にして開発を進めている。
開発自体は2012年に、
全米有数の開発業者リレイティッドカンパニーズとカナダ最大の不動産投資会社オックスフォードプロパティーズグループが主導して、
2024年の完成を目指している。
このハドソンヤード開発プロジェクトには、
居住空間を始めとして、
ショッピングモール等の商業施設、
オフィーススペース、ホテル、レストラン、
美術館等が建設され、
マンハッタンの新しいランドマークと
なりそうだ。
その中でも、三井不動産アメリカが参画し
事業を進めている2つの大型事業
55ハドソンヤードと50ハドソンヤードの進捗を視察した。
55ハドソンヤードは、
既に完成直前となっており、
本年2018年完成予定、
約8割のテナントが決定している。
50ハドソンヤードについては、
オフィスを主要用途とした
地上58階地下3階、
延べ床面積約260、000m2の建物で、
マンハッタンにおいて単体オフィスビルでは、
最大規模を誇っている。
総事業費は4000億円で、
2022年の竣工を目指している。
我が兵庫県においても、
本年県政創設150周年を迎え、
昨年平成29年に、150周年記念事業推進協議会を立ち上げ、記念事業基本計画を策定した。
その中で「人、モノ、情報の交流を図るための
鉄道、道路、港湾、空港等のネットワーク整備を行ってきた」と記されている。
神戸市が中心となって
三ノ宮駅前再開発を計画している現状の中で、
兵庫県も、県庁舎や県民会館等の周辺施設が
老朽化している実態を踏まえ、
元町駅以北の大規模な再開発整備を図り、
三ノ宮駅から元町駅までの
面的な賑わいづくりを官民あげて
推進する時期に来ているのではないかと考える。
今回のハドソンヤード開発プロジェクトは、
そのような兵庫県再活性化を検討する上で
大いに刺激を受け、参考になった。
自民党県議団総務部会研修INニューヨーク
ハドソンヤード再開発プロジェクト